入れ歯にも歯石がつくって本当?
こんにちは(o^-^o)
2019年がスタートしましたね。
本年も皆さまにとってより良い一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。
インフルエンザも本格的に流行し始め、連日テレビなどで色々な予防法が取り上げられています。
とあるTV番組では、歯ブラシを1日3回以上すると良いと言われていました
お口の中の細菌が増えると、粘膜を保護しているバリアが壊れやすくなり、体の中にインフルエンザのウイルスが入り込みやすくなってしまいます。
つまり、お口の中を清潔に保つことは、インフルエンザや風邪の予防にもつながりますので、ぜひ毎日の口腔ケアを頑張っていただきたいと思います
さて、今回のブログは、『入れ歯にも歯石がつくって本当?』 というお話です。
実は入れ歯には、食べかすだけでなく プラーク(=細菌の塊) が付着してしまいます。
入れ歯に付くプラークは、『 デンチャープラーク 』 と言われ、歯に付くプラークに比べて真菌(カビ)、特にカンジダ菌が占める割合が多いのが特徴です。
そのため、入れ歯の清掃が不十分だと、
・歯石や着色汚れがつく。
・口内炎になりやすくなる。
・口臭の原因になる。
・部分入れ歯の場合は、バネがかかっている歯がむし歯や歯周病になりやすくなる。
などの悪影響を及ぼします。
また、唾液に含まれる細菌の量が増えるため、細菌が口から肺に入りやすくなり、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因になったり、さらには全身の病気へと発展していく恐れがります。
からだの健康のためにも、入れ歯は毎日丁寧に洗い、清潔にしておくことがとても大切です。
入れ歯をお口から取り外した直後は、一見汚れが付いていないように見えますが、目に見えない細菌が付着しています。
細菌は、うがいやお水で流す程度ではきれいに落とすことが出来ません。
入れ歯専用の歯ブラシを使って、この図のような細かい部分の汚れまで、きれいに取り除きましょう。
歯磨き粉で入れ歯をみがくと、歯磨き粉に含まれる研磨剤で入れ歯にキズがつきやすくなります。
キズがつくと細菌が溜まりやすくなってしまいますので、入れ歯を磨く際は、専用のブラシと入れ歯用の泡洗浄剤を使用してくださいね。
次回は、入れ歯のお手入れについてお話させていただきます。
過去の関連ブログはこちら⇒ 『抜いた歯をそのままにしていませんか?~入れ歯に抵抗がある方へ~』
『入れ歯の種類について』
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