ブラックボード 『染め出し液で磨き残しチェック!』
こんにちは(o^-^o)
6月4日のむし歯予防デーにちなんで、毎年6月4日から6月10日までの一週間は『歯と口の健康週間』です。
平成29年度の日本歯科医師会の標語は 「おいしい」と 「元気」を支える 丈夫な歯 です。
学校や会社で歯科検診が行われる時期でもありますね ぜひこの機会に歯の大切さについて考えてみましょう
さて、今月のブラックボードは 『 染め出し剤 』 についてのお話です。
歯の表面に付く、ヌルヌルとしたプラーク(=細菌の塊)。
このプラークにはたくさんの細菌が潜んでおり、むし歯や歯周病の最大の原因です。
そのため、健康な歯や歯肉を保つためには、毎日の歯磨きでプラークをきれいに取り除くことがとても重要です。
プラークは歯の色と似ていて見ただけではきちんと磨けているかはっきりとは分からないため、『染め出し剤』 を使ってプラークを赤く染め出すことで、磨き残しが一目で分かります
これにより、普段の歯磨きで磨き残している場所を目で確かめることができ、ブラッシング方法を改善することが出来るのです。
当院で歯磨きのお話をする際も、染め出し剤を使ってプラークを染め出し、磨き残している部分を一緒に見ていただきます。
『こんなに磨けていなかったとは...』 と、びっくりされる方も多くいらっしゃいます。
それほどプラークは、歯の色と似ていて分かりにくいのですね
『歯と歯の間に歯ブラシの毛先が届いていなかった。』 『歯ブラシはきちんと当たっているのに、磨く時間が少なくプラークを落としきれていなかった。』 など、染め出すことで磨き癖が分かり、患者さん一人ひとりに合ったブラッシング方法をアドバイスする事が出来ます。
染め出し剤は、液体やジェル、噛み砕いて染め出す錠剤タイプのものなどがあり、ドラッグストアや通販サイトで取り扱われています。
染め出された部分を意識的に磨くことで、自然と細やかでていねいなブラッシングが出来ますので、ぜひご自宅でも試してみてくださいね
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