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2016年12月12日 (月)

ブラックボード『知覚過敏について』

こんにちは(o^-^o)


12月に入り、一段と冷え込みを感じますね。
今年の冬至は12月21日です。冬至と言えば、かぼちゃとゆず湯ですね。

また、にんじんやれんこんなど、『ん』 のつくものを食べると 『運 』を呼び込める。という慣わしもあるそうです。

年末の忙しい時期だからこそ、伝統行事を楽しみながらゆっくりとした時間を過ごしてみるのも良さそうですね



さて、今回のブラックボードは『知覚過敏』についてのお話です。


ある時突然やってくる 『キーン!』 とする痛み。もしかしてむし歯かな?と思った経験はございませんか?

今までは何でもなかったのに、冷たいものを飲食したり、歯みがきした時に『歯がしみる(痛む)』という症状。 
それは 『知覚過敏』 かもしれません。

Photo

 知覚過敏の主な原因は、



     ① 過度なブラッシング


     ② 歯周病


     ③ 歯ぎしりや食いしばり

 

 


などです。





歯の頭の部分は、外側からエナメル質、象牙質、神経の三層構造になっていますが、
歯の根の部分にはエナメル質はありません。


歯周病や誤ったブラッシングで歯肉が下がって歯の根が露出したり、歯ぎしりや食いしばりで歯がこすられたり揺さぶられたりすると、歯の表面が削れられて象牙質がむき出しになってしまうことがあります。


Photo_2

象牙質には無数の小さな穴があいています。

そこから象牙細管と呼ばれるストロー状の細い管が神経に向かっているため、

伝わった刺激が神経に届き、痛みを感じさせてしまうのです。





上記の原因以外にも、露出した歯の根がプラーク(細菌の塊)で汚れていると、
プラークから排出される刺激物質で歯がしみてしまう事もあります。



このような場合は、やさしく丁寧にブラッシングをしてプラークを取り除くことが大切です。
きれいに磨けていると唾液が歯の石灰化を促し、あらわになった象牙細管の穴をふさいでしみにくくしてくれます


知覚過敏の治療は、原因をできるだけなくして刺激を伝えにくくすることですが、知覚過敏用の歯磨剤を使ったり、
歯科医院で塗り薬を塗ると症状を和らげることができます。


歯ぎしりや食いしばりが顕著な方は、就寝時にマウスピースをつけることで力の負担から歯を守り、症状を軽減させることや、
歯が削れるのを予防することが出来ます。
マウスピースは歯科医院で型を取りお口に合ったものを作製しますので、気になる方はご相談くださいね


歯ブラシでこするとしみる場合、ブラッシングがおろそかになってしまいがちです。
冬場の水道水の冷たさもとてもつらいですよね。

知覚過敏が原因できれいに磨けずにむし歯になってしまった。なんてこともあるかもしれません。
『しみる!』を放っておくと症状がひどくなってしまう場合があるのです。


知覚過敏への対処方法は原因や症状の具合により一人ひとり異なります。

また、歯が痛む原因は他にも色々とありますので、しみる=知覚過敏 と安易な判断はなさらずに、『何かしみる?』と気付いたら、まずはお気軽に当院スタッフまでご相談くださいね




                                   ~大和市 桜ヶ丘駅 の歯科医院なら 大川原歯科医院へ  HPはこちらです~

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