むし歯って何?
こんにちは(o^-^o)
日々、寒くなり空気の乾燥が続いています。
室内も暖房などで乾燥していると思いますので、
こまめに換気・加湿をして インフルエンザなどを予防しましょう。
前々回のブログで、歯が黒い=むし歯 だけではなく 着色(ステイン)のことも
ありますよ とお話ししましたが、今回は むし歯についてお話しますね。
口の中には 沢山の細菌が潜んでいます。
その中のひとつ、ミュータンス菌が主なむし歯の原因菌です。
物を食べたり飲んだりすると、むし歯菌は食べ物や飲み物の中の砂糖を栄養に 歯の表面に付き、
ネバネバした物質を作り どんどん増えていきます。
このネバネバしたものが歯垢(=プラーク)です。
歯垢の中のむし歯菌が糖質を栄養に酸を作り出し、歯を溶かしてしまいます。
これがむし歯の始まりです。
むし歯は進行状況によって Co~C4 と分けられています。
Co (むし歯の初期の状態)
自覚症状はないので 見つけにくいです
歯の表面が白く濁っています
この段階では削らずに 歯磨きをしっかりすることで現状を保てたり、再石灰化により修復されたりします
C1 (エナメル質に穴が空いている状態)
自覚症状は ほとんどありません
奥歯の咬む面の溝が黒くなったり、歯の表面がザラザラに感じるようになったりもします
むし歯になっている部分を削って 樹脂を詰める治療になります
削る際の痛みはほとんどありません
C2 (象牙質にまで穴が空いている状態)
咬むと痛かったり、冷たいものや甘いもので しみるようになります
この段階なら神経を取らずに 樹脂を詰めたり、部分的な銀歯で治すことができます
麻酔をして削ることが多くなります
C3 (神経まで達している状態)
むし歯が歯の神経まで達しているため、熱いものもしみたり ズキズキと強く痛むようになります
歯の中にある神経を取り、根の治療になります
治療の回数もかかり、神経のない歯は もろくなるので被せ物をすることになります
C4 (歯の根しか残っていない状態)
この段階では神経も死んでしまっているので痛みは感じません
根の状態が良ければ 根の治療が出来ますが、ほとんどの場合 抜歯になります
むし歯になりやすい場所は
・奥歯の咬む面の溝
・歯と歯の間
・歯と歯肉の境目
歯磨きの時に意識してブラシを当てないと 汚れが残りやすい場所です。
むし歯ができて しみたり痛みが出た状態を放置しておくと むし歯はどんどん進行していきます。
C4の段階までくると痛みはなくなりますが、
痛みがなくても また神経がない歯でも むし歯は進行します。
さらに歯を支えている骨にも影響が出ていき、全身の疾患にも及んできてしまいます。
むし歯の治療には根気も必要です。
定期的な検診で歯を大切にするよう心掛けましょう。
今回のブログの内容は 当院歯科衛生士 逸見からでした。
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