『ガム』について
こんにちは(o^-^o)
今年の9月は昨年と比べると随分と過ごしやすいですね
朝晩、涼しくなって風邪をひく方が出てきていますので、皆さんも気を付けてくださいね。
今回のブログは『ガム』についてのお話です。
最近は歯に良いというガムがたくさん売られています。
でも 何が歯に良いのか? それぞれの違いは?
そこで、それぞれの働きや違いについてお話します。
☆キシリトール (例、『キシリトールガム』)
白樺や 樫の木などの原料から作られる天然素材の甘味料の事です。
イチゴや、ほうれん草・レタスなどの果物・野菜にも含まれています。
また人の体のでも、肝臓で1日当たり約15gのキシリトールが作られています。
むし歯の原因となる 酸の産生がなく、むし歯の原因菌となるミュータンス菌の増殖を防ぎます。
キシリトールの一番の特徴は、歯の脱灰(歯の表面が溶けだす事)を防ぎ、再石灰化(溶かされた歯の表面を修復する作用)を促進させることです。
しかし 積極的に虫歯を修復する機能はありません。
単に、むし歯を発生させないガム といったところです。
☆リカルデント (例、『リカルデントガム』)
牛乳に含まれる成分から作られた天然由来成分の無味無臭の添加物です。
フッ素とリカルデントとの共同作用によって 初期のむし歯を修復する作用があります。
リカルデントの一番の特徴は、キシリトールよりも約2倍の再石灰化の効果があり、ごく初期のむし歯であれば 修復してくれます。 修復を最大の目的としています。
しかし リカルデントは牛乳に含まれる成分から作られているので 牛乳アレルギーの方は避けなければなりません。
☆ポスカ (例、『ポスカ』)
じゃがいも由来のカルシウム食品素材です。
ポスカの一番の特徴は、再石灰化効果が高く キシリトールの約5倍と言われています。リカルデント同様、修復を最大の目的としています。
しかし ポスカは水に溶けやすいカルシウムなので、唾液の中のカルシウム濃度が一時的に高くなり 歯石がつきやすくもなります。 なので歯周病リスクが高い方にはお勧めできません。
みなさんがコンビニやスーパーなどで目にするキシリトールガムや リカルデントガムよりも、歯科用ガムは キシリトールやリカルデントが多く配合されています。
また固めに作られているので、よく噛むことで唾液の分泌が促されます。
いかがでしたか?
これからは目的に合わせてガムを選んでみるのもいいですね。
ただし、あくまでガムは補助的なものと考えてください。
毎日のブラッシングと歯科医院での定期検診を忘れないでくださいね!
今回のブログの内容は、当院 歯科衛生士 谷村からでした。
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